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おそらのうえで。

おそらのうえで。

*うらない*

 キミとの相性は

 なにでみたって

 よくないの。


 *うらない*


 「相性40%
  長くは続かないでしょう」


 放課後の教室。

 キミの部活が終わるのを

 待ちながら

 いつもみたいに

 キミとの相性占い。



 いろんなサイトや

 いろんな本で

 キミとの相性を

 占ってみるけど

 いつだって

 よくなくて


 誕生日でみても

 名前でみても

 血液型でもなんでも


 ほんと

 あたしとキミは

 合わないんだって

 結果が出る。


 「ダメなのかなぁ・・・」


 あたしの告白を

 キミが受け入れてくれて

 3ヶ月。


 あたしばっか

 キミをスキな気がして

 いつも気になる。



 「またやってんの?」


 後ろから現れて

 あたしの手から

 占い結果の出た

 携帯を取上げる。


 「40%。
  うわぁ~今日もなかなか」


 凹むあたしと対照的で

 どんな結果見ても

 キミは笑う。


 「そんなに凹むんだったら
  やらなかったらいいじゃん」


 凹むあたしの頭を

 くしゃくしゃしながら

 キミは笑う。


 「だって・・・」


 昔から

 うらないはスキだった。

 毎朝のうらないも

 欠かせない。

 
 結構あたるんだもん。


 みんなバカにするけどさ。


 「こんなのただのお遊びだってば」


 キミもそうやって

 笑うけど

 気になるんだもん。

 
 相性悪いと

 やっぱね

 長続きしないのかなとか

 考えちゃう。


 「ったく・・・」


 いつまでも凹むあたしを見て

 キミはペンを取り出して

 あたしの手のひらに

 大きな文字で書いたのは


 あたしの名前と

 キミの名前と



 「100%

  これ以上ない関係でしょう」



 「なにこれ」


 思わず吹き出すあたしに


 「俺の出したうらない結果。
 他のなによりも正確だと思うけど?」


 キミはえらそうに

 答える。


 「そこいらの下手なうらない信じて
  凹むくらいならそれ見て笑っとけ」


 少し耳を赤くして

 照れ臭そうに

 机に座るキミ。



 ねぇ

 信じてもいい?



 キミがあたしを

 スキでいてくれてるって

 自信もって

 安心して

 キミのとなりにいてもいい?



  

* ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * 

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bbs

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